ひとと動物のかかわり研究会・お知らせ
 ひとと動物のかかわり研究会は、研究・人材育成・シンポジウム等、年間を通して様々な活動を行っています。



 

第4回学術大会
ひとと動物のかかわりシンポジウムA

東日本大震災における人と動物
株式会社ぺピィ 西澤亮冶 

 今日は弊社の企業における今回の震災の活動と、あとそれを通じて私が何回か現地へ行った際にお邪魔させていただいた、救護センターの様子ですとか、獣医師さんたちのご紹介をさせていただきます。
それから、もうひとつ私が関係していたNPOで「動物愛護社会化推進協会」という団体があるですけれども、そこが9月に、飼い主さん2000名程のアンケート調査を行った結果が出ておりますので、その内容も紹介させていただこうと思います。どうぞよろしくお願いします。
あと、まず簡単にペピィについて紹介させていただきます。名前はお聞きになられた方はおられるとは思いますけれども、ペット関連商品の通信販売を行う事業を行っておりまして、ドクターズアドバイズぺピィという雑誌を全国の8000程の動物病院に置かせていただきまして、そこに来られる犬、猫の飼い主様に渡してもらい、インターネット等で購入していただくペット関連用の通信販売をしております。
厳密には別の法人なのですけども、大阪ぺピィ動物看護専門学校を運営しておりました、動物看護師を育成する学校と、あとは動物病院のスタッフの方、犬の看護師の方向けのセミナーですとか、出版等を行っております、株式会社ぺピィというこの3つのグループとしまして、日本の犬、猫の家庭動物の飼い主さんですとか、動物病院様相手の仕事をさせていただいております。
ここが(写真)大阪の事務所になっております。左側の茶色い建物がが学校の建物となっております。右側の銀色の4階建の建物が、事務所になっておりまして、中に通販の事務所とかがございます。わかりにくいんですけれども真ん中のちょっと暗くなってる階段のところに、主に大阪の獣医さんがつくられたネオベッツという会社があるんですけれども、そこの運営されている二次診療の医療施設、VRセンターという施設が中にございます。用は夜間診療をやられている機能がここにあります。それから、正面の建物の中には公益社団法人、大阪市獣医師会さんの事務所があったりだとか、その一階にはドッグトレーナさんがよく使われているんですけれども、犬のしつけ教室用のそういった、スタジオの場所もありまして、動物関係の獣医師さんですとか看護師さんとか、また関連の方が非常によく集まる場所になっています。
3月11日のとき私は右側の建物の2階におりました。その中で仕事をしているときに、地震に遭いました。非常に大きくてゆっくりとした揺れがありまして、4階の通信販売のコールセンターで電話を応対する女性の方が30名程いるんですけれども、その方もびっくりして階段を駆け下りて外に出たというそれぐらい大きな揺れを大阪でも感じました。
その時は地震だという感じだったんですけれども、そのあとすぐにインターネットの速報であるとかテレビの放映だとかを通じまして、東北地方に大きな地震と津波が襲ったということをすぐに知りまして、本当に甚大な被害が起きているということで非常に衝撃を受けたことがまだ、記憶に新しいところでございます。私自身は阪神・淡路大震災を、兵庫県の宝塚市に私ども住んでいまして、神戸市程甚大な被害はなっかたですけれども、震災を経験しました。家の中の家具とか、食器棚も全部倒れて、また土台にヒビが入ったりだとか近隣の家屋やマンション、高架橋とかも被害を受けまして、電気、ガス、水道が長く使えない時間がありました。付近にも仮設住宅がたくさん建ちまして、その仮設住宅が徐々に減っていくのを実際に見ることで、復興の歩みというものを感じた覚えがあります。その阪神の時はちょうど1月にあった地震で1カ月くらい神戸市北区に被災動物の救護センターができました。それで、その次に三田市にそういった救護センターができたのですけれども、三田市は宝塚市の隣であったせいもあるのですけれども、現地の方へ私もなんとか、何か手伝えることはないのかということで、うんちの掃除とか散歩ぐらいしかなかったのですけれども、そういった経験がございましたので、今回の地震についてもやはり最初から何か手伝えることはないかできることがないかと考えておりました。

ぺピィの支援活動/物資の提供など
 岩手県、宮城県の動物病院へペットシーツなど             3月24日
 仙台、石巻、気仙沼へ、ウエットティッシュ、首輪、リード、シャンプー 3月30日
 仙台市動物管理センターへ ペットシーツ、ケージなど         4月16日
 石巻動物救護センターへ ペットシーツ、ケージなど          4月23日
 福島県??町シェルターへ ドッグサークル、組み立て〜設置      6月18日
 仙台市動物管理センターへ 子猫用離乳食フード、キャリーケース    8月〜
 いわき市動物愛護センターへ ワイドサイズペットシーツ        8月〜
 緊急災害時動物救援本部からの??を受け               6月〜
 犬用ケージ、125台 猫用ケージ98台を各施設、救護センターへ搬入
 福島県熊野町シェルターでの手伝い、ぺピィ学校職員3名       8月12日〜
 動物保護施設:猫用ケージ組立て〜設置               9月27日

これはぺピィの会社としての支援活動ですけれども、物資の提供というものを3月の24日、25日くらいから、順番にずっと始めておりまして、どういう経過とおりますと、やはり3月11日から被災地の動物病院さんですとか、被災地の動物に関連する情報が全く入ってきませんでした。それでようやく岩手県の一部と、石巻と仙台の様子と何件かの獣医師さんと電話で話しができ、連絡がとれまして、10日くらいたった、3月の21日か22日くらいから、状況がわかり始めました。その状況を聞いて、こんなものがいる、あんなものがいる、という情報が入ってきましたので、それを順番に送っていったというのがこの状況です。
大阪・関西の獣医さんとか関係の方でうちはペットシーツを送るから、あなたのとこは長靴を送ってねという手分けををしながら支援を続けていったという経緯がございます。。

ペピィの支援活動/義援金
 石巻動物救護センター     10万円    4月5日
 日本赤十字社        183万円    4月26日
 緊急災害時動物救援本部   363万円    4月26日〜6月30日
 福島県獣医師会       100万円    7月28日

*今後も継続した支援を行うようぺピィの情報誌やWEBサイトでキャンペーンなど実施

これも阪神のときの経験から、物資は必要なものを、必要な時に、必要なだけが送るのが一番良いと僕は感じていましたし、これだけの大きな被害でしたのでいずれにしても絶対にお金がいるだろうと考えておりましたので、なんとかして、お金を集める工夫をしました。それと、ドンと送るのではなくて、必要なところに順番に有効に使ってもらえるようこういうような出し方をしています。最初は石巻、石巻が一番最初にいろいろ情報が入ってきましたので、少しですけれども送ったあとに、日赤や緊急災害時動物救援本部ですとか、福島県に順番に送ったりしています。
今後も継続した特にお金については支援が必要だと感じておりますので、継続していくというような準備をしています。

ぺピィの支援活動/ベッドを1個ご購入

これは今うちのインターネットのサイトでやってる、わんちゃんやねこちゃんのベッドを買ってもらったら、50円を自動的に募金に回しますという、そんなことを今やっています。50円といいましてもひと冬でで今年の12月くらいまで行いますと100万円超えるくらいのお金が集まりますので、これを是非有効に使って いくことを考えています。

ぺピィの支援活動/被災地/被災地情報の発信
 ?月下旬より、ぺピィのホームページで震災に関する情報を提供するページを??し、救護活動の状況、??や団体を紹介
ドクターズぺピィ 秋冬号で被災地の救護センターの様子を取材し掲載

また情報を雑誌の中で紹介させていただいたり、これらの被災地での活動ですとか、佐藤さんがおっしゃられていた宮城県の救護センターでの活動や情報をホームページや雑誌で紹介した記事でございます。
うちはもちろんいろんな企業が支援しております、主なところでいうとペットフード協会の企業さんがだいたい39社集まった協会ですけれども、今まで170トンくらいのフードを現地、被災地の方に送っておられます。これは1万3千頭の犬と猫が、1年間食べる給仕量というふうに聞いております。あとは主なところでは、ペットショップのコジマさんというペットショップさんがあるんですけれども、あとは東京とか関西とかでいろいろと展開されているところではあります。ここは早くから石巻であるとか、あとで紹介する福島の方のお金のこととかヒトのことまでかなり積極的な支援をされております。こういった中でいろんな形で協力をしているというところです。

これは宮城県石巻市の様子の写真です。これはもう説明するまでもなく、今回の震災と津波で2万人近くの方々が、お亡くなりになられたり行方不明になられている方々がおられます。
宮城県は一番被害が大きく、亡くなられた方が9千人、行方不明の方が2千人の方々がおりまして、合わせて1万1千人の近くの方々が今回犠牲になられているという、非常に大きな被害が遭った地域です。その中で5月に入ってからですけれども、いろいろな被災
動物救護センターを訪問させていただいた内容を紹介させていただきます。

宮城県獣医師会の取組み
避難所でのペット健康相談会(七ヶ浜)

先ほど佐藤さんもお話しされてたこれは3月の26日に、ペットの健康相談会を行っておられます。これもまたシャンプー会や仮設住宅でのマナー指導、こういったことを3月の下旬から、もぉずっと動かれておりました。
これは先ほども紹介した宮城県の動物救護センターの設置準備の様子です。全部手作りで作られています。自分たちでプレハブを建ててこういった収容施設を作っておられました。

宮城県被災動物救護センター
宮城県動物愛護センター

宮城県被災動物救護センターは宮城県動物愛護センター中にありまして非常に、ロケーションいい場所に山間にあるんですけれども、仙台市から車で30分程度の場所にあり、わりとアクセスの良いところにございます。
このあたりは先ほど佐藤さんがお話しされており、内容が被りますので省かさせていただきますけれども、本当に皆さん大事にボランティアさんの方、獣医師さん、また管理センター職員の方たちで一生懸命動物の保護をされておりました。
これは譲渡のゴールデンの子なんですけれども、先程、佐藤さんに気になってたので「この子どうなりましたかと」聞いたところ、ちゃんと新しい飼い主さんに見つかったということで、ホッとしております。

譲渡会の様子です

公務員職員の隠れた努力/空き地を整備してドッグランに
ちょうど今の位置と一段下がった場所に空き地があり、ちょっとわかりづらいんですけれども、左側が5月の末の時点での写真です。普通の空き地だったのですが、これが8月のときには右側なんですけれども、わかりづらいですが、全部フェンスをそこに張りまして、ドッグランを作られていました。やっぱり今後収容頭数が増える可能性も考慮して、こういった施設を現地の方が手作りで作られた、ドッグランなんですけど、フェンスを張って、ちょっとわかりづらいんですけれども、テントを張って、テントの幕を張らない状態なんですけれども、もし万が一犬が収容頭数が増えた場合のときを考え、こういったものを現地で工夫されて作っておられました。

宮城県仙台市被災動物救援対策本部
石巻動物管理センター
こちらは仙台市の被災動物管理センターです。これもまた仙台市の動物管理センターの中に作られて震災後すぐにこういった収容動物の保護、行方不明の犬、猫の捜索とか、預かりとか続けられています。

これは石巻のまず当初できたのは下水処理場のところにつくったこれは、様子の写真で、7月だったと思います。途中のこういった高架のところに、施設が移られております。石巻の方も9月の末で、一応閉所してます。10月6日に閉所式がありまして、この被災動物は、残った動物は獣医さんが全部預かって持って帰ったりだとか、先程の宮城県の方で、収容すると聞いております。

福島県福島市 あづま総合運動公園

これは福島県のあづま総合運動公園の中に作られた収容施設というか、あづま総合運動公園というのは郡山に非常に大きな収容施設があるのですけれども、それに継ぐ、最大では2500名くらいの方が避難されていた大きな施設です。大きな公園というか球場があったり、サッカー場があったり、体育館があったりとか、そういう施設なんですけれども、その中の自転車置き場を改装して、犬の犬舎を置いていったという場所となっております。ここは飼い主のいない犬とか猫とかのではなくてあくまでも全て避難された方の犬とか猫を一時預かるというような施設となっております。非常に衛生的で、きれいな施設となってます。ですからこういう犬の施設があるということで、あづま総合運動公園施設に避難したという方が実際におられたということを聞きました。このときにもし可能なら、ここに預けられている飼い主さんにお話しを聞きたいと管理事務所の方にお願いしたのですけれども、これは7月のことだったんですけれども、かなりデリケートで敏感になっておられるのでそれはちょっととお断りしますと言われました。カメラをできるだけ見せないようにして下さいという風に言われまして、そういったなかなか、避難の方の取材というか、お話しを聞くのは難しいんだなという風に思ったのを覚えております。
本当にあづま総合運動公園はロケーションとしては非常にいいところで、緑の公園があって、いい場所でした。ですから、先の犬舎があるところのドアを開けてもみんな吠えないですし、みんな大人しく、ケージの中で待っているという状況で、環境が良くなれば犬の方も落ち着くんだなということが、ここの現場を見てみて良くわかりました。

福島県相馬市 犬のひなんじょ
 福島市の有志グループ 走馬会が運営

ここは相馬市にできている犬のひなんじょです。走馬会という走る馬と書くんですけれども、相馬市の有志のグループの方が作られた避難所です。全く、普段地震が来るまでは、犬のこととかとは関係のないというか全く違うグループ、活動をされてたグループで、相馬市の中で放射能の値を計るなど、ボランティアとしてやっている中で、その中で犬のひなんじょを作っておられました。ここは、グループの中の一人の建設の仕事をされている、30代の男性の方なんですけれども、これがやっぱりいぬが放浪しているという、それがやっぱり、なんとかしないといけないということで、自分の作業場を改装しまして、こういった避難所を作られております。今も20頭あまり犬がおりまして、震災後生まれた子犬もなんとか譲渡活動などして、今もずっと世話を続けられております。近隣の住民の方も応援しながらこれは今も続いた施設となっております。

福島県いわき市 動物保護センター

いわき市の動物保護センターです。これも常時ボランティアの方が5名くらいの方がずっと世話をしておりました。先月ハワイアンセンターが再会したということでニュースになっておりましたが、いわき市というのは非常に原発からは近いんですけれども、線量が低い、比較的少ない地域で、徐々に人も戻りつつある場所ですけれども、こういった避難所のこれは7月の避難所の様子です。ここもちゃんと日除けを張りまして熱中症の予防だとかを全部管理して、犬舎と猫舎にエアコンが入っている状況で、衛生的に管理されておりました。

福島県 飯野町動物保護施設
これが福島県の飯野町にある動物保護施設です。ちょっとだから宮城県ですとか他の施設とかとは、やっぱり、ロケーションが違うと感じられるかもしれません。右側が全部ケージを平置きにしたような状況で、この写真は6月に撮ったときの状況ですけれども、こんな状況でございます。

ペット保護したけど…
5月の19日のこれは朝日新聞ですけれども、ペットを保護したけれど…という、20キロ圏内の犬を収容したけれどもそこの収容所が満杯になっているという記事が出ていました。5月の連休前後、私どももなんとか支援ができないかということで各地の発足した動物救護センターですとか、獣医師会ですとか、いろいろと電話をかけまして、何か手伝うことはないか、何かできることはありませんかというコンタクトを取ろうとしたんですけれども、福島については全く情報が得られませんでした。で、こうした新聞の記事を読んで、読んだあともなんとかコンタクトを取ろうとしたんですけれども様子がわからなくて、6月に初めて福島県の救護本部さんの方から、この犬の方に犬のサークルを設置してほしいという依頼をいただきました。それでうちの方から数名、現地に搬入設置と組立てということで行かせまして、そこでなんとか、ここの様子がわかったという経緯がございます。
このようなケージ、ほとんどがこの写真7月末に撮ったものですけど、この時に犬が、130頭ほどいたと思います。そして猫が30頭ほどいたと思います。こういった形の非常にたくさんの犬猫たちの収容施設となっておりました。
これは左が猫舎で、右がうちの学校の職員の方で、8月のお休みのときに一緒に行きませんかといって誘って行ったという、4日間だけですけれども、行った時の写真なんですけれども、こういうような状況でした。

福島県 W動物病院 動物保護施設
 福島原発20q圏内のため、現在閉設。避難中
 農器具倉庫を借りて犬舎を設置

これは同じく福島県、一応W動物病院としておりますけど、ここの先生は20q圏内の富岡町の方で開業されてた先生なんですけれども病院が実際、閉院されている状態で、避難されているんですけれども、自分が入院して預かっていた子を、自分で世話をするということで、こういった農器具倉庫を借りて、自分で体力仕事で犬舎を作られて、今も世話をされております。
これは猫舎ですとか、犬舎ですとかこういった状況でしております。

福島県 20q圏内 W動物病院
ガラスが割れたままの病院施設。玄関は入院動物の安否情報が貼って掲示されていた。

これは先生の動物病院です、玄関に貼ってあるのはかなり傷んでるんですけれども、ちゃんと入院動物は元気ですよという、様子を写したもので、右が、まだ3月11日にガラスが、割れたままの状態で、8月の写真ですけれども、2階のベランダにも、雑草が背の高さくらいまで生えてしまっていて、このままの状況です。

避難から10日後、病院に戻ると無事生まれ生きていた子犬
この時のお話しをエピソードをお話ししますと、3月11日富岡町におられた時に、警察の方が来られてすぐに避難して下さいという要請があったそうです。ただし何も持たずに、すぐに避難して下さいということで、何も持たずにということは、当時、20頭近い入院、または、預かりの子たちがいたそうなんですけれども、それを全部置いて行きなさいという状況で、自分のお嬢さんがおられて、家族で飼っておられた、犬、フレンチブルがちょうど妊娠中で、ちょうどもぉ2,3日で産まれるという状況だったそうなんですけれども、その犬も置いて行かざるを得なかったという状況を聞きました。お嬢さんから泣いて「お父さんは本当に鬼や」とか非常にきつい言葉を言われたそうですけれども、入院している動物を置いた状況で自分の犬だけを連れて行くことはできないということで、泣く泣くそういった形で自分の犬を置いて避難したと。当初はそんなに、すぐに帰れると思っていたようなんですけれども、実際に帰れたのは10日後で、ひょっとしたら二度と帰って来られないという覚悟を持ってまた病院に戻ったそうです。家族の方は「お父さん気を付けてね」ということで送り出されて、お湯を沸かして、帰ってくる、入院した子を連れ帰ってくるという準備をして、お湯を沸かして待ってもらってたというお話でした。10日後に帰った時は、20頭のうち5頭は残念ながら亡くなってたんですけれども、このフレンチブルは無事に子犬が産まれて、それが、動物病院のドッグランを走っていた様子を見て、本当に涙が出たというそういったことで、15頭の入院の犬と、自分のとこのフレンチブルと子犬を3往復、ちょうど道路がでこぼこで通常でしたら、1時間くらいで行って帰って、すぐに着く距離らしいんですけれども、道路が悪かったので、3時間くらいかかるらしいんですけれども、5頭ずつくらい、3往復くらいして全部連れて帰って来たと。その後の経過というのは、先程ご覧いただいたのですけれども、連れ帰ってきた子はご自分のフレンチブルと一緒にご自分で収容施設を作って世話をしているという、今この先生が作っておられます。

線量計
線量が高くなると警告音が鳴る

これは20q、8月の末に20q圏内に入った様子です。車の中に線量計を入れて、ある一定の線量が高くなると、警告音が鳴るという線量計です。そういったなかで2時間ほどですけれども、この中を一緒に連れて行ってもらいました。
8月の末だったんですけれども、2時間ほど、富岡町ですとかその周辺で、猫はこの一頭だけ(写真)見つけましたが、捕まえるというのは難しいなという感じがします。犬も2頭ほどいたんですけれども、正確な情報がわからないという状況を聞いています。右側(写真)が肉牛、放たれた肉牛がたくさんいました。草をはぐむというか、ごはんを食べて、現地の方も非常に色艶も良くて、そんなに痩せているとかそんな様子はなくて、本当に不思議な光景ございました。
福島県 三春町 動物救援本部動物保護施設
三春町に作られました動物救護本部が作られた、動物保護施設です。先程の新聞記事にもあったように、収容頭数がキャパを超えてるということで、急遽、救援本部の方が、三春町に作ったという施設でございます。今でも犬が30頭と猫が20頭くらい収容されています。
これは同じく三春町なんですけれども、近いんですけれども、また別のところに作られた保護施設です。もともとはパチンコ店であったところが、ペットショップになったところで、そのペットショップもなくなって、空家になってた建物が三春町にあって、非常にシキチとしては大きい、そこを改装して、保護施設に作り替えられたという施設です。

個室の犬舎と猫舎
犬約80頭、猫40頭を収容
その中に個室の犬舎と猫舎を作られていまして、だいたい、犬80頭、猫40頭程収容できるというキャパを持っています。9月の末時点で、飯野の方から、犬が20頭移されたと聞いています。順次犬の方からここに移しているようなんですけれども、まだまだ、収容頭数が、先の施設を足しても、まだちょっと足りないということが現地での課題になっているということです。

第9回犬の飼い主に対する意識調査アンケート結果報告
〜飼い主をペットの災害時の備えに関するアンケート〜

・調査期間 2011年9月8日〜2011年9月15日
・対象:一般の犬の飼い主
・方法:インターネットを利用したアンケート調査
  ●性別
   女性:86%
   男性:14%
  ●住居
   一戸建て:75%
   集合住宅:29%
  ●年代
  10代      04%
  20代      43%
  30代      25,6%
  40代      41,6%
  50代      22、9%
  60代      44%
  70代以上    03% 

9月にぺピィという雑誌の読者の方にアンケートをとった結果です、インターネットでのアンケート調査です。簡単に説明しますと、

東日本大震災によって、ペットに関する事も含めて、あなたの防災意識、災害時の備えについて意識はかわりましたか?
まず意識変わりましたかという質問に対し、7割の方が意識が変わったという回答されています。この対象は、どんな風に変わりましたかという回答は、やはりペット用の避難袋用意した、点検した、またはケージを買ってクレートトレーニングをした、マイクロチップを付けた、というような回答となっております。

災害発生時に避難が必要となった場合、あなたはペットを連れて一緒に同行避難しますか?
もうひとつが、災害発生時に、同行避難しますかというアンケートを取りました。
これが非常に、今更ながらですけれど90%以上の方がはいと答え、必ず一緒に避難するという方が、80%の方が、可能ならば同行避難するという方が、15%の方が、ほとんどの方がこういう意思表示をされておりました。今更ながら同行避難というものが一部の方の特別な感情ではなくて、当たり前のことだということがこれでわかったと思います。

「避難訓練」についてお聞きします。
今お住まいのマンションや地域で行われる避難訓練にペットと同行で避難された経験はありますか?
ただしそういう意識も高まりつつありますが、同行避難にしたいと意思表示しても、避難訓練したことありますか?と聞きますと、わずか2%の方しか、犬と猫とを連れて同行避難したことがないというそんな結果になりました。是非これは、うちのぺピィの方とか、一度でも犬や猫をキャリーバックに入れるとか、実際にリードを付けて避難経路を歩くとかそういうことを是非実施して下さいねということをこれから伝えていこうと思います。

今回の震災における、特にペット・被災動物の保護や救護の対する、義援金、物資の送付、ボランティアなどの支援についてお聞きします。[複数回答可]
まだまだ半数ぐらいの人が、被災地のペットの同行に今も気になるという、また義援金に募金したという方が4割ほどいました。それと並行してそのお金がどう使われているのかがちょっと心配ですという方が、3割くらいの方からありました。

緊急災害時、人も動物も守るために
その課題
平常時・普段からするべきことをきちんとしておく
これは私なりに出した、本当なら、緊急災害時のシステムや工夫とか違う観点が出てくるとおもいますが、当たり前のことを当たり前のように普段からするべきことをしていくということを身につけろということが、私なりのまとめは、こういうことになりました。
もうちょっと具体的に言いますと

一番大切なことは
飼い主自身が、お隣近所、お住まいの地域皆さんにも大事にしてもらい、かわいがってもらえる犬、猫に育てること
→適正飼養

適正飼養ということになるかと思います。

被災地からのメッセージ vol.22 2011.04.18
「犬も家族も助かりました。避難所でもかわいがってもらえました。」

これはサンケイWEBさんという3月11日の震災の1カ月後の4月10日に偶然見つけたんですけれども、ちょっと読んでみます。ノートにメッセージが書かれていて、ちょっと読んでみますね。「犬も家族も助かりました。避難所でもかわいがってもらえました。」というメッセージでこれを見て、ほっとした、非常に気持ちがすっとした、というような思いをしました。先程の適正飼養というと、健康管理だとか、登録とか、狂犬病とか、いろんなメディカルケア、社会化いろんな要素が含まれるんですけれども、それはなんでかというと、緊急の時に、ここに集約されるんじゃないかなと思います。自分の犬が人にかわいがられることほど飼い主にうれしいことはないと思うんですけれども、是非、今実際に犬猫飼っていらっしゃる方は、飼おうとしている方にはこれを伝えていきたいと思いますし、少なくとも動物に家庭動物に関係している仕事をしている方、就かれる方は、僕も含めてなんですけども、やっぱりこういったことを支援する体制ですとか、飼い主さんをサポートするしくみというのを、早く作らなければいけないなという風に感じました。
適正飼養 
各組織 団体 の連携・協働
仙台市と千代田区、ボランティアグループ「ちよだニャンとなる会」、獣医師が連携した、子猫の譲渡支援活動

各団体、組織が仲良くなることが一つだと思います。これは、仙台市と千代田区の活動をご紹介します。

仙台市と震災がこれだけこの収容が増えたという状況で、それを千代田区さんがサポートして、ボランティアグループ「ちよだニャンとなる会」が既に30頭くらい仙台市から連れてこられて、これが譲渡をしております。これは普段からの連携がないとすぐに対応できないことですので、これも事例として紹介させていただきました。

社会全体の合意形成に向けた努力
先程の同行避難もそうですけれども、やっぱりこの中では当たり前ではあっても、社会ではまだまだ認められていないという状況がございます。これを社会に対してお願いしていくのが一番いいかなと思うんですけれども、犬とか猫は大事な生き物なので、社会でも大事にしてくれませんかというお願いをしていくことも大事かと思います。

動物を幸せにする。
動物を幸せにすることで飼い主さんやその地域の人々、社会全体を幸せにする。

これは福島の獣医さんと8月に話す機会があり、聞いた言葉で、僕はこれを聞いて非常に感激しました。獣医の役割ってなんだろうね?という話の中で、もちろん動物を幸せにすることが一番だけれど、それを通じて飼い主さんであるとか社会を幸せにするということが一番目的じゃないかということが出まして、僕はこれを聞いて、私もこうでありたいと思いましたし、これをできるだけ広げて、動物に関わる仕事の方にはこれを、皆さん共有できると思います。

(文章:事務局 池田仁美)
  
 
  
 
 
 
 
 
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